俺様生徒会長
なんだコイツと言わんばかりの顔だ。
どうしよ~~?
さっきの感じからしてかなりキレてるはず……
「お前、もしかしなくても今の聞いてたか?」
「え………あ…あの…」
どうしよう、ごまかせれない。
ていうかあたし、嘘下手なんだよね。
動揺しすぎて上手く話せない…。
そんなあたしを見て彼はため息をつき、ガシッとあたしの腕を掴み、生徒会室に入れた。
それはものすごく素早く!
ただ、あまりにも荒々しく入れられたから、体が少し痛かった。
「ちょ、何すん…」
「盗み聞きとはいい度胸じゃねえか?あ?」
「いや、別にそんなつもりは全然なくて……あたしはただ、落ちていたあなたの生徒手帳をわたそうと……」
手帳を見せると、それを受け取り言った。