俺様生徒会長
「えぇ!?べ、べ、べ、別に!大丈夫だよ!」

「「怪しい…」」


2人はハモって言った。


別に隠すようなことじゃないと思うけど、あまり2人に迷惑かけたくないし…。


「そ、そんなことないって!さ、帰ろ!!」


あははっと笑いながら立ち、帰る準備をしようとした。


「おい!今のは明らかおかしいだろ!?」


「おかしくない、おかしくないよ!ね、帰ろ…」


あ……どうしよう…サッカー部見て来ようかな…。

悩んでたって何も始まらない。

本人に直接聞く方が手っ取り早いよね!

ちょっと恐いけど、早くこのモヤモヤなくしたいし。



「え?ちょっと、葵!?」

「…ごめん、二人共先帰って!待っててもらって悪いけど、用事ができて…」

「はあ!?」

「……用事ってサッカー部に?」

「え…」


あたしは少し戸惑った。

まさかこんな簡単に当てられるとは思わなかったから。



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