俺様生徒会長
……嘘だよね?

夢だよね??

なんで……


やっぱりあの人以外の男はこういうのばっか…


そういうことなの?


……お兄ちゃん………




バン!!!



ボールの勢いよく壁にぶつかった音が、鳴り響いた


先輩は驚いてあたしの手首から手を放し


あたしも驚きと恐さのあまり、地面にヘニャンと座りこんでしまった



……助かった…

助かったけど一体何?

今のは助けてくれたの?

それとも偶然??



カツ…

カツ…

カツ……



誰かが近づいてきた


ゆっくり、あたしは顔を上げた

そこにいたのは……



「……悠…也…?」



そこにはいつもと雰囲気の違う悠也がいた




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