俺様生徒会長
「消えろ。二度と俺たちの前に現れるな」
「はいはい」
そう鼻で笑いながら言った。
新井が帰ったのが分かると、葵の所に戻った。
まだ地面に座っていた。
「葵…」
俺の声に気付いたのか、砂をはらいながら立ち上がった。
「悠也、わざわざ来てくれてありがとう。でもよく分かったよね。あたしがここにいるって」
「那岐が、お前がここに向かうのを見たらしいんだ」
「へぇ。ホント、ありがとう」
作り笑い。
それを見るのが本当に辛い。
「じゃあ帰るね」
そう帰ろうとして後ろを向いた葵の片腕をつかんだ。
「え?」
「……泣け」
「へ?」
「泣けつってんだよ。泣かねえと帰さねえから」
「はいはい」
そう鼻で笑いながら言った。
新井が帰ったのが分かると、葵の所に戻った。
まだ地面に座っていた。
「葵…」
俺の声に気付いたのか、砂をはらいながら立ち上がった。
「悠也、わざわざ来てくれてありがとう。でもよく分かったよね。あたしがここにいるって」
「那岐が、お前がここに向かうのを見たらしいんだ」
「へぇ。ホント、ありがとう」
作り笑い。
それを見るのが本当に辛い。
「じゃあ帰るね」
そう帰ろうとして後ろを向いた葵の片腕をつかんだ。
「え?」
「……泣け」
「へ?」
「泣けつってんだよ。泣かねえと帰さねえから」