じぇねれーしょん
「ずりー。俺も休みたーい……」
「それは、ダメ。」
口調は怪しいくせに、そこはキッパリと釘を刺された。
だよねぇ~と利嘉も溜息交じりに同意する。
バイトと同居については七緒にも話してある。
それじゃなくても、恋人を理由に学校をサボるなんて外聞も心象も悪すぎて、言語道断といったカンジか。
でも、まぁ。
利嘉はスルリと七緒に擦り寄り、手を伸ばした。
「ん……っ……り、かぁ……」
「だって時間に余裕出来ちゃったもーん。」
も、むり、と言う七緒の泣き言を強引にスルーして、ギリギリの時間まで七緒を貪った。