じぇねれーしょん


「ずりー。俺も休みたーい……」

「それは、ダメ。」


口調は怪しいくせに、そこはキッパリと釘を刺された。


だよねぇ~と利嘉も溜息交じりに同意する。


バイトと同居については七緒にも話してある。


それじゃなくても、恋人を理由に学校をサボるなんて外聞も心象も悪すぎて、言語道断といったカンジか。


でも、まぁ。


利嘉はスルリと七緒に擦り寄り、手を伸ばした。



「ん……っ……り、かぁ……」

「だって時間に余裕出来ちゃったもーん。」



も、むり、と言う七緒の泣き言を強引にスルーして、ギリギリの時間まで七緒を貪った。



< 108 / 233 >

この作品をシェア

pagetop