じぇねれーしょん
はぁ……コビト?
ああ、ひょっとして白雪姫?
七人のコビトが仕事から帰ってくるとベッドに見知らぬお姫様がスヤスヤ寝てました、て?
…………………………って!!!!
男が顎でちょいっと指し示すベッドを見て、利嘉は内心絶叫を迸らせた。
七緒は心地良さそうにスヤスヤと爆睡していた。
日中、一度は起きたらしく、洗ったキャミソールに下着を身につけていたけれど。
細いくせに艶かしい足はさあ見てくれとばかりに抱き枕代わりのブランケットの上で、豊かな胸は捩れたキャミから今にも零れ落ちそうだ。
そのエロイ格好とは裏腹になんとも無防備な寝顔で。
多分、二人きりなら間違いなく飛びついた。
それくらい否が応にも欲情を駆り立てる姿で。
こんな姿は他の誰にも見せたくないっ!
利嘉はベッドに飛びつき無理矢理引っ張ったブランケットで七緒を隠した。
あー色々とサイアクだ。
背後の好奇心に満ちた視線に利嘉は頭を抱えたくなった。