じぇねれーしょん
いかん。
ヤバい!
妄想中止!
想像でもこれ以上際どいところは許せない。
そこで、とっておきの魔法を思いだしたみたいにソファーに戻って携帯をリダイヤルしてみる。
先ほどは、あんなに下手に出たのに誘いに応じる様子もなく、ついメッキが剥げてしまった。
あのあたりはちゃんと謝って、猫撫で声で媚びるし…許してもらえるよね?
ただ、逢いたいんだ。
忙しいなら五分でも十分でも構わない。
でも、出来るなら……、
七緒を我欲のままに抱き潰して、それが自分の物だって安堵したかった。
七緒の心が手中にないと知っているから、せめて身体だけ…その瞬間だけは、自分が独占していると思いたかった。