じぇねれーしょん


「ん……ぁあっ!」


知り尽くした指はあっけなく七緒の快楽を暴いていく。


密を蓄えた壺を指で擦りあげられ、器用に充血した熱い肉芽まで刺激され、体が戦慄く。


――――どうしてこんなこと……。


これまで、少々強引なところはあったけど、こんな風に一方的で勝手なやり方はなかった。


まるで何かの罰みたいに……。


いいや。

これは罰なんかじゃなく―――ひょっとしたら、単なる嫌がらせなのかもしれない。


七緒に媚びる必要はもうないから。

鬱陶しいから。

嫌われても構わないから。


からかって甚振っているだけなのかもしれない。


そう分かっていても、快楽に慣らされた体はリカに従順だ。


彼によって掻き乱されるところは、隠しようもないほど熱を帯び、歓喜を滴らせている。


逃れようと仰け反れば、晒された首に牙を立てられた。

まるで肉食獣だ。


すると喉元に食いつかれている七緒は獲物なのかもしれない。


かつて映像で見た獲物達はとらわれた瞬間何を思ったのだろう。


ひょっとしたら今の自分みたいに、恐怖とは裏腹の快楽に浸っていたんじゃないだろうか。

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