じぇねれーしょん

導かれて、触れたものにドキッとして、マジマジとリカを見詰める。


股間では、布越しでもはっきり分かるほど熱く硬く成長を遂げている。



「リカ……まだ、私に興奮してくれる、の?」



寝言みたいにそう呟くと「決まってンじゃんっ」と怒るみたいに言い返された。


だったら何で……


すると心情を読んだらしく、先回りに捲し立てられた。



「今、ゴム持ってないしっ。」


リカの顔が少し赤い。


「ま、やり方なんて他にいくらでもあるけど…、ぶっちゃけ、イク時に服なんて気遣って上げられるほど俺ヨユーないよ!?」


茫然と見詰めていると、リカはハァー…と疲れたみたいな溜息を吐いて、シオシオと七緒の肩に項垂れた。


「七緒さん、全っっ然分かってないんだぁー。こんな風に触れてるだけでもドキドキするよ、俺。…つか、サイテーな話、嫌がられよーが、泣いてよーが、相手が七緒さんなら興奮するんですけど…。」


…最後の行は本当にサイテイなので聞かなかったことにする…。


「あーあ。よくぞ我慢したって誉められて然るべき俺に、ナニあの言い草。意味分かんない上にヒドすぎーっ。」


「だ、だって…でもっ、あのっ」


何か分からないが形勢逆転。

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