じぇねれーしょん
「あのさ。暫く寝かせるんなら、俺ン家で休ませるけど……ダメ?」
晴可の切れ長の瞳が些か面食らったように見開かれるのを見て、利嘉は居心地の悪さに視線をそよがせる。
らしくないその態度に晴可は小さく笑った。
あくまでも苦笑だが。
「オレ的には全然かまわねぇけどぉ~。オマエ、自分とオーナーの立場分かってっか?なんか問題起こせば即刻、社会的抹消だぜ?」
「……分かってるよ。ってか、問題起こすの前提かよ。」
信用ねーなーと口を尖らせると、晴可はニヤリと片口を吊り上げた。
「そーだよな。オマエはオコチャマといえども、女と見りゃ襲い掛かるほどガッついてないもんなー。」
「……………。」
不必要に野太い釘を打たれてしまいマシタ。