じぇねれーしょん
寂しさに付け込んだことは認める。
理性と感情の間でグラグラ揺れているのが分かったから、押し切った。
それを情けないとかは思わない。
土台、どんなに背伸びしてみたって七緒につりあうオトナにはなれっこないのだから、コドモの武器を存分に使うまでだ。
で、何で逃げられたかって―――
「うわぁぁぁ。俺ってそんなヘタだった!?」
利嘉はソファーの上でもんどりうった。
正直、あんまり覚えていない。
『快すぎて』