じぇねれーしょん



手早く準備を整えて、七緒の中へ深く捩じ込んでいく。




ようやく探し当てた。


甘い収縮に小さく息を継ぎながら充足感にうっとりと浸る。





一度は逃げられた。

二度と手に入らないかもしれないと思った。

それが再び手の中に落ちてきた。






だとしたら、もう二度と手放さない。



放してなんかやらないから――――。




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