じぇねれーしょん
無理しても会ってくれなんて駄々を捏ねる気はないけど。
下手に誘うことで七緒に負担がかかるんじゃないかと不安もあるけど。
でも。
出来ることなら会いたい。
会って、お疲れ様と労って
七緒の望むやり方で、命一杯甘やかしてあげたい。
ほんの少しでも七緒が癒されればいいと思う。
『……大丈夫。充電出来たわ。』
暫くして、返ってきた返事。
そのしっかりした声音に、これ以上食い下がるのは女々しいか……と、利嘉は少々といわずかなりがっかりしながらも「それならいいけど」と返すつもりでいた。
けれど。
『充電した分、シャカリキに仕事するわ。それで頑張って切り上げちゃうから………』
今夜、店に行ってもいい?
躊躇いがちに付け加えられた言葉に利嘉の心臓が跳ね上がった。