となりの南くん。
「え?南くん知らないの?
校内で有名じゃん‼」
「へえ。有名なんだ。
なんかすごい特技でもあるの??」
次はあきれた顔をした。
今日のゆうみは表情が豊かだ。
「あゆ、知らなすぎー。
南くんは校内一のイケメンなんだよ!?
ちょーかっこいいんだよ~‼」
「イケメン!?ななななんだって!?
隣の人がイケメンとか
テンションあがるー‼
はやく学校来てほしい〜☆」
「最近南くん学校来ないよね。
なんかバイトが忙しくて
学校来てないって噂ー」
バイトか…大変そうだなあ。
「でも!!!
明日から学校くるらしい!!!」
ゆうみがケータイを見ながらそう言う。
「ケータイで何見てるの??」
「ああ、これね!南くん情報連絡網!
南くんに関する情報が来たら
LINEでどんどん回してるんだ~」
み、南くんパワー恐るべし。