これは繋がりです
駆け足で10分程経った所


灰色のでかいコンクリートで出来た
建物が見えてきた。


ついたー…





よし。

俺は息を深く吸い込むと



「魁盗ぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

「魁盗魁盗魁盗!!」


大声で騒ぎ散らす


これで出て来るはず!











「…騒ぐなっていったろ。」

「あ!魁盗!」


俺の後ろにジャージに手を
突っ込んだ

魁盗の姿




鼻がほんのり赤くなってる
寒いのかな



「ついでだし、お前も
訓練してけば?」

「え!俺まだ14…
あ!今日で15かっ!!」



右手で日付を数えていると
魁盗が隣でクスクスと笑っていた


「笑うなよ!!!」

「…笑ってないけど?」



口角を上げながら魁盗は
俺の頭をポンと叩いた




「ほら、いくぞ」

「…うん!」



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