魔法の国と私の恋
おそるおそるその声のする後方を振り返ると・・・



「え・・・と、鳥・・・?」



そこには1羽の、黄金色の羽の、鳥が枝に留まっていた。



「僕は、ピピ。
 君の案内役だよ。」


「・・・案内役?」


「この国では、いつも僕が君をサポートする。」


「何言ってるの?この国って・・・ここは日本でしょ?」


「さっき言ったでしょ?ここは魔法の国。
 君たちの住む次元とは違う場所にある。」


「待って!意味分かんない・・・。
 私、どうしちゃったの・・・。
 何が起こったの・・・!」


「困惑するのも当然だよね。
 君は選ばれた人間なんだ。
 ある役目を果たしてもらうために、この国に招かれたんだよ。」


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