魔法の国と私の恋
「・・・・・」



その鳥が止まった場所には、

いわゆる"山小屋"のようなものがあった。



「どうぞ、ここが僕の家です。」


「いや・・・家って。
 あなた鳥でしょ?何でこんな普通の大きさなの?」



そう、昔家族と行ったキャンプ場にあるコテージにそっくり。

人間仕様の大きさの山小屋なのだ。



「まあとにかく、入ってよ。」



鳥がドアの前に立つと、すーっとドアが開いた。



「!!!」



家の中に足を一歩踏み入れる。

きっと私はもうこの頃には、恐怖心なんてなかったんだと思う。



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