★love＆piece大作戦★

「あ！そういえば私教室に友達待たせてるんだった！」

「「「「「えぇー…………」」」」」

「ごめんね皆…………また明日ね♪」


彼女らに手を振って芽吹は着替えをし、教室に向かった。







ガラッ

「芽吹お疲れ～♪相変わらずあんたの人気は凄いわねー(笑)」

教室で待っているのは、芽吹の親友の飛鳥である。
椅子に座り新聞を読んでいるが、その読んでいる格好は漫画などで朝お父さんがしているような姿で読んでいる(笑)


「……………飛鳥。女子高生がそんな格好で新聞読むのはどうかと思うよ？」

「うるさいわね！芽吹の記事があったから読んでたのよ！！ほらっ！」

飛鳥は机の上に新聞をバンッと置いた。

「…天才美少女！小里芽吹。剣道全国大会５年連続優勝！！凄いじゃない！」

「………私天才じゃないし……………そもそも美少女でもないよ？」

「もぅ！またそんなこと言うっ！！いい？！あんたはそこらのモデルより可愛いわ！」

芽吹は無自覚で、しかも、自分の実力を天才だとは思っていなかった。