身代わり姫君の異世界恋綺譚
◇◆◇


ザーッ!

ピカッ!

ゴロゴロゴロ!

「きゃーっ!」

雷があまりに近くに聞こえ、真白は耳を押さえて叫んだ。

「雷が怖いのか? 真白は子供だな」

清雅が真白の怖がる様をニヤッと笑う。

「子供に言われたくないっ! 清雅より7歳も年上なのっ! 清雅はなんで怖くないのよっ!」

「真白の精神年齢は私よりずっとずっとしたじゃ!」

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