身代わり姫君の異世界恋綺譚
「姉上は化け物だ。早く真白から出て行けっ!」
『わらわを怒らすではないぞ? 真白など今すぐ消滅させる事が出来るのじゃ』
眉間に縦皺を寄せた清蘭の顔は目が釣り上がらせ、本当に化け物のような顔になっていた。
「くっ!」
清雅は唇を強く噛んだ。
噛んだ場所からは血が滲む。
「清雅、自分の部屋へ戻れ」
「嫌じゃ! 姉上を真白の身体から出て行かせるのです!」
『まったく。真白真白と、清雅、お前はわらわの弟ではないか』
化け物のような形相から元の顔に戻り言う。
『わらわを怒らすではないぞ? 真白など今すぐ消滅させる事が出来るのじゃ』
眉間に縦皺を寄せた清蘭の顔は目が釣り上がらせ、本当に化け物のような顔になっていた。
「くっ!」
清雅は唇を強く噛んだ。
噛んだ場所からは血が滲む。
「清雅、自分の部屋へ戻れ」
「嫌じゃ! 姉上を真白の身体から出て行かせるのです!」
『まったく。真白真白と、清雅、お前はわらわの弟ではないか』
化け物のような形相から元の顔に戻り言う。