身代わり姫君の異世界恋綺譚
「真白、大変なのはお前の方だ。力を分け与えたいのに清蘭が邪魔をする」
昼間眠っている清蘭だが、真白に気を与えようとすると邪魔をして受け入れないようにするのだ。
気を与えると、真白は余計に辛い表情になる。
だからどうすることも出来なかった。
――私が清蘭を受け入れればよいのか?そうすれば清蘭の怒りも納まり怨霊たちも都に放たれることはなくなるだろう。しかし……。
「……わたし……を……ころ……して……」
真白はやっとのことで言葉にした。
かすかな言葉を耳にし、紫鬼は怒りの表情になる。
昼間眠っている清蘭だが、真白に気を与えようとすると邪魔をして受け入れないようにするのだ。
気を与えると、真白は余計に辛い表情になる。
だからどうすることも出来なかった。
――私が清蘭を受け入れればよいのか?そうすれば清蘭の怒りも納まり怨霊たちも都に放たれることはなくなるだろう。しかし……。
「……わたし……を……ころ……して……」
真白はやっとのことで言葉にした。
かすかな言葉を耳にし、紫鬼は怒りの表情になる。