異世界へのタイムスリップ？恋。狙われる。
ファンタジーの王道をこれでもかと詰め込まれた作品です。個人的にはすごく好きな設定で、読んでいてとても楽しかったです。
ただ、物の怪の正体が意外に早くからわかってしまったのが、少し残念。物の怪の正体をもう少し引き延ばせていたら、ちょっとミステリー的な要素も含まれてストーリーに深みが持てたのではないと思いました。

めちゃくちゃ良い話でした。

とても切なくて胸が痛くなりました。

最後までお話を読むと、紫鬼と真白は出会う運命で必然だったんだなと思いました。
紫鬼が真白と逝かせて自分も消える事を決心した所から涙が止まりませんでした。愛する人を殺め、生きる意味がなくなるからと自分もあとを追うというのは、本当に辛く悲しく胸が張り裂ける思いでしょう。
真白が現世に戻って間もなく記憶を思い出した時、すごく可哀想で苦しい気持ちになりました。紫鬼と同じように愛する人のいない世界で生きていくことなんて辛くて苦しんでいるのに病院に行かされた真白が本当に可哀想で……
でも、結果的にちゃんと２人は結ばれたのだから良かったです。

切ない時代もののお話でした。
ありがとうございます！
これからも頑張ってください！！

時空を越えても二人は愛し合った。

異世界へ来たヒロインの前に突然現れたのは鬼と名乗るヒーロー。
よそ者と罵られるヒロインを守りつつ、どこか秘密を隠しているようなヒーローに、芽生える気持ちは恋心。
ラストになるにつれ発覚していく悲しい過去と、絡み合うヒロインに心打たれました。