他人の彼氏
それから数分後、
大きく玄関の扉が開き
それと同時に
さっきの女の子が
勢い良く走り抜けながら
エレベーターへ乗り込んで行った。
その女の子を追うように
お兄さんも走りながら
出てきたけれど
エレベーターの扉が閉まってしまい
その瞬間、
「っマジかよ・・はぁ・・」
息を切らしながら
その場に座り込んだ。
よく見ると
よほど焦っていたのか
足元には何も履かず
うつむき、考え込んでいる様子のお兄さん。
そして・・・
しばらく、考え込んだ後
私の方を見上げると
「ミミ、わりぃ・・・
ちょっと待って」
そう言いながら
携帯を取り出すと、
「さやか?あぁ、久々だな。
その、いきなりで悪ぃんだけど
ちょっと頼まれてくれねぇか?
あぁ、ちょっと
来てくれると助かるんだけど。
わりぃな。あぁ、じゃあ・・」
そんな電話を切り
私の方を再び見上げながら
立ち上がると
「計画変更。
部屋に戻るか」
「え?うん?」
何が何だか
さっぱり分からないけれど
私が、このお兄さんに迷惑をかけてしまってるのは
薄々気づいているわけで・・・
大きく玄関の扉が開き
それと同時に
さっきの女の子が
勢い良く走り抜けながら
エレベーターへ乗り込んで行った。
その女の子を追うように
お兄さんも走りながら
出てきたけれど
エレベーターの扉が閉まってしまい
その瞬間、
「っマジかよ・・はぁ・・」
息を切らしながら
その場に座り込んだ。
よく見ると
よほど焦っていたのか
足元には何も履かず
うつむき、考え込んでいる様子のお兄さん。
そして・・・
しばらく、考え込んだ後
私の方を見上げると
「ミミ、わりぃ・・・
ちょっと待って」
そう言いながら
携帯を取り出すと、
「さやか?あぁ、久々だな。
その、いきなりで悪ぃんだけど
ちょっと頼まれてくれねぇか?
あぁ、ちょっと
来てくれると助かるんだけど。
わりぃな。あぁ、じゃあ・・」
そんな電話を切り
私の方を再び見上げながら
立ち上がると
「計画変更。
部屋に戻るか」
「え?うん?」
何が何だか
さっぱり分からないけれど
私が、このお兄さんに迷惑をかけてしまってるのは
薄々気づいているわけで・・・