他人の彼氏
勘違いしてはいけない。
結局・・・・・


悩んだ結果、私は今
黒崎伸治の家の前に来ている。


時間は、夜の9時過ぎ。


ここに着いて
かれこれ20分経過しているけど・・・


チャイムを鳴らす勇気がないまま
何度も、ボタンに手を置いては
下に降ろし・・・
を繰り返すこと数十回。


部屋の電気はついている。

でも・・・・

彼女が対応した時
どうしようとか・・・

黒崎伸治が

何か用?とか言ったら・・とか

変な余計な事を考えすぎて・・



けれど・・・・



「きゃっ!?ビックリした・・・」



突然開いた玄関の扉から
彼女が目を丸くして
私を見ている。


そう、最悪な状況であり

避けたかった状況そのものだ。
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