他人の彼氏
さすがに、8時を回ると
居酒屋も混雑していて
家族連れ、会社帰りの人達
合コンらしき集団で
席が埋まっている。
さすがに、こんな混雑してたら
諦めて帰るだろう。
と思い、つとむの方を見るけれど
キョロキョロと
空いてる席を探してるようだ。
「お客様、二名様で宜しいでしょうか?」
近くにいた店員さんが
立ち尽くしてる私達を見かねて
近づいてきた。
「空いてないですかね?」
「そう・・・ですね・・・
少々お待ち下さい」
そう言いながら
店内を走り回ると
笑顔で
「今、空きましたので
すぐ片付けます。
あちらへどうぞ」
「おっ、ラッキー」
私は
アンラッキーだけど・・・
そして、店員に案内された席へ
ちょうど会計をしている
カップルの背後を通るように
向かう。
「もう少し飲みたかったのになぁ」
「俺が人混み嫌いなの
知ってんだろうが」
「じゃあ、違う店行こうよ」
「行かねぇよ、だりぃのに」
「しんちゃんのケチ」
「はいはい、もうケチでいいし」
周りの騒音なんて聞こえず
2人の会話だけが
耳に入り
そのまま通り過ぎた。
居酒屋も混雑していて
家族連れ、会社帰りの人達
合コンらしき集団で
席が埋まっている。
さすがに、こんな混雑してたら
諦めて帰るだろう。
と思い、つとむの方を見るけれど
キョロキョロと
空いてる席を探してるようだ。
「お客様、二名様で宜しいでしょうか?」
近くにいた店員さんが
立ち尽くしてる私達を見かねて
近づいてきた。
「空いてないですかね?」
「そう・・・ですね・・・
少々お待ち下さい」
そう言いながら
店内を走り回ると
笑顔で
「今、空きましたので
すぐ片付けます。
あちらへどうぞ」
「おっ、ラッキー」
私は
アンラッキーだけど・・・
そして、店員に案内された席へ
ちょうど会計をしている
カップルの背後を通るように
向かう。
「もう少し飲みたかったのになぁ」
「俺が人混み嫌いなの
知ってんだろうが」
「じゃあ、違う店行こうよ」
「行かねぇよ、だりぃのに」
「しんちゃんのケチ」
「はいはい、もうケチでいいし」
周りの騒音なんて聞こえず
2人の会話だけが
耳に入り
そのまま通り過ぎた。