他人の彼氏
けれど、
ここで断ると
先ほどのように
私は 恐怖へと落とされるわけで・・


「あの・・・・」


ひとまず・・・

この黒崎伸治様に

承諾を得なければ・・・



「なに?」


顔 近いんですけど・・・


「満足させるほど
経験もなければ知識もないので
それでも宜しいでしょうか・・・
あと・・・
彼女様は・・・大丈夫でしょうか?」



「は・・・・・?」


呆気にとられた顔をしたと思ったら


「ぷっ・・あはははは
何だよ、それ。はははっは」


笑われてるおかげで
至近距離の顔からは離れたけれど・・


笑うような事
言った記憶もないし。


何なんだ、こいつは。
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