他人の彼氏
結局、どうしようもなく

家財は置いて行ってもいいという 優しい優しい大家さんのおかげで

カバン2つに リュックを1つ背負い

アパートを出たわけですが


それから30分もしないうちに

寒空の下 大雨雷雨という

最悪な状況に陥ってる私・・・。


傘なんて持ってきてないし

買うお金もったいないし・・・・



もう、いいや。


風俗でも行って
ガンガン稼ぐか・・・。


たしか 住むとこも提供してくれたし
給料もいいし・・・


変な男の性欲を出せばいいわけでしょ・・・


そんくらいなら 

私にでもできるさ。


そう思いつつ

目の前にあった

アパートの扉の前に

座り込んだ・・・・

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