他人の彼氏
そう言い放った私に

「ふぅん・・・・?」


何だ、この男・・・・



「まぁ、いいや。
あー・・・つーか、
そこで死なれても困るから
中 入れば・・・?」



「は?」


「別に入らなくてもいいけど
ここで凍え死ぬのだけは
やめてよね?」


そう言いながら
扉を閉めようとするものだから

反射的に 扉を掴み・・・



「お邪魔させていただきます」


この際 プライドとか危険性とか考えてる場合じゃないわけで・・・・



電気をつけ

ようやく 男の顔が

はっきりと見えたわけですが・・・



「何?」


「いや・・・あの・・」


思いがけない美形のお兄さんに
動揺しまくりな私・・・。


< 7 / 276 >

この作品をシェア

pagetop