教科書のらくがき
「「「きゃあぁぁぁぁああ!!!!」」」

女子が急に高い声を出し始めた。

うぅっ、心臓止まるかとおもった……。

すると、ドアの前に最上級の美少年がいた。

明るめの茶髪に、スッとした鼻、キリっとした目。

……学校にこんなにカッコいい人がいたんだ…。

と、関心していると。

パチッ

目っ…目があっちゃった…。

「あっ!そこの君!その緩めのウェーブの君っ」


私は辺りをみわたす。

緩めのウェーブはっ…と…。

えっ?!

私だけ!??

「わ…私ですか?」

恐る恐る聞いてみる。

「そぅ!君だよ!数学の教科書貸してくんない?」

「は…はぁ……」

「ありがとっ」


美少年は『にひっ』と笑った。
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