桜びら
そんな思いが詰まった部屋で
舞は
カズから来たメールの通り自爆していた
何の言い訳も
思いつかなった
あぁ 嫌われた
絶対に知られたくなかった人に
自分から言ってどぅするんだろう
でも何かメール返さなきゃ
カズとの繋がりが
切れちゃう
でも
どんなに考えても
思い付かなかった
舞は
電話をかけた
プルルルル
プルルルル―
出てっ カズ
「あぃ~」
半笑いのカズの
声が聞こえてきた
「カズ…」
「おっまえ 自爆ったなぁ はは」
カズが笑いながら言う
「カズ…
会いたいっ」
しばらく沈黙の後
「えぇよ
んじゃ今から行くけ
しっかり体洗って
待っとけよ」