かくれんぼ
「だね。」
ピルルルルッ
ブーーっブーーっ
「メールが届いたよ」
~♪~♪~♪~♪
「え、メール?」
一件のメールを受信しました。
「今度はなによ…もう!あたしもぉ嫌だよ…」
「彩佳落ち着いて?大丈夫だから。きっとドッキリでしたー!みたいなのだよ…きっと。」
「だったら…よかったのに…ね…」
横から委員長が蒼白な顔で私に返事をした。
「え?」
私もケータイを開いてみると、そこには驚きの内容が記載されていた。
本文【誠に残念ながらさきほど、1名の脱落者が出ました。脱落理由はかくれんぼ開催の学校を出たためです。ルールを破るのは、いけないことです。皆さんも気を付けましょう。】
「キャアァァアッッ…」
私が本文を読み終えていない頃。
委員長が声を発した。
「どうしたの!?」
私はあわてて委員長のそばに駆け寄った。
委員長は震える手でケータイを指差した。
「ケータイ?」
私は委員長が投げ捨てたケータイを見るとそこには、なんと柿沼の画像があった。
「いやぁあっ」
「おいおい嘘だろ!?なんだよ!これ!」
「キャアァァアッッ…柿沼くん!」
クラスに次々と悲鳴が聞こえる。
そう。メールに添付されていたのは、もう死体と化した柿沼の姿だったのだ…