その男、小悪魔につき。【停滞中】
「すごい……広い!!綺麗!!」
千尋くんに取って貰った部屋は夜景が一望できるような、すごく素敵な雰囲気のある部屋だった。
振り返ってそう言った私に、千尋くんは優しく微笑んだ。
最初は拒んじゃったけど、やっぱりたまにはホテルも楽しいなぁ…。
「ご飯どうします?ルームサービスにします?あ、でも下にあるレストランも良さそうだったな」
「うーん。せっかくだからレストラン行きたい!」
「そう言うと思いました。じゃあ行きましょうか」