その男、小悪魔につき。【停滞中】
料理うまくて、かっこよくて、身長高くて…?
桜井千尋恐るべし。
「神様も不公平なもんだ。」
その後、口と手を動かして1時間程で仕事を切り上げ、家に着いたのは24時を回っていた。
「あぁ~、疲れた~。」
すぐにシャワーを浴び、ベッドにダイブして何気なく携帯を開くと、夏奈子さんからメールがきていた
“何で結婚式来れないの?
彩月ちゃんが来てくれないと寂しい~!
何とか都合つけて来てね!”
「はぁ……」
あんな事があって、よく誘える…。
いや、行けないってわかってて言ってるのか……
疲れているのと、夏奈子の無神経さにイライラしていたので勢いでメールを送った。
“では出席させて頂きます。
夏奈子さんのウェディングドレス姿楽しみにしてます。旦那様にもよろしくお伝え下さい。”
そしてそのまま彩月は携帯を握り締めたまま、眠りに落ちていった。