その男、小悪魔につき。【停滞中】




「あ、そっか。私の方が4つも年上か。」



『そうですよ』



「なんか、そう考えると千尋くんって変に大人びてるよね~。全然大学生っぽくないよ。」



『逆じゃないですか?彩月さんが……』



「あー、はいはい。大体言いたい事はわかりましたっ。それで今日明日は都合悪いかな?」



『……彩月さんは今週末が良いんですか?』



「んー、ちょっと待ってね。」



携帯を肩と耳で挟み鞄から手帳を漁り、2月のページを開いた。



来週末は名古屋に出張…。


そうなると平日だけど、仕事溜まってるしなぁ…。

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