その男、小悪魔につき。【停滞中】
嬉しい……。
単純にそう思って笑顔でお礼を言った。
「ありがとうっ」
千尋くんは少し驚いたような顔をすると、すぐに微笑んだ。
「いえ。じゃあ少し準備して行くので先に寝室に行っててください」
「はーい」
廊下を出て突き当たりを右に行った所が寝室。
しかしその時に左側の一部屋が何となく気になった。
前も思ったけど、一人暮らしにしては家も大きいし部屋数も多いな……
そして寝室に入るとやはり体が怠かったので、すぐにベッドに寝転がった。
ふぅ。
色々疲れたなぁ。