王子様に溺愛中ッッ
本当の気持ち
俊side



遥が走って帰ってしまった。


俺、まぢばか…

なんでいきなりキスなんかしちゃったんだろ…

遥を泣かせるなんて…


俺、まぢ最低だ



俺は、中学一年のときから遥のことが好きだ。

ある出来事がきっかけだった。
話せば長くなるから短くいうと、俺のせいで遥がくるしんでいた。
俺のファンクラブだかなんだかの先輩が遥に嫌がらせをしていると、遥の親友の茜ちゃんからきいたとき、ものすごい怒りと悔しさがあふれでた。


自分でいうのもあれだが、俺は普段から感情をおもてにださない。


なのにこのときだけは、冷静さがなく、あらゆる感情があった。


第一に思ったのは遥を助けに行くこと。
足はもう勝手に遥をさがしていた。


探して数十分後、遥達は裏庭にいた。


遥が泣いていた。




俺は今まで何も気付いてあげられなかった…



遥が水かけられたりもの投げられたり泣いてたり…

何も知らなかった…



俺が遥を守ってやらなきゃいけないのに…
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