超絶危険!?ブラザーズ
なんだか急に、ここに女の子として存在してることが恥ずかしくなってきた。

それくらい、カッコいい男の子。


「……あっ、私」

「もしかして、りあちゃん?」

明らかに挙動不審な私にも爽やかな笑顔を向けてくれた。

「……はい」

ん?なんでこの人、私の名前を?


「僕は三男の結哉(ユウヤ)、よろしく!」

そう名乗って、なんとも人懐こい笑顔を浮かべる彼。




……………嘘だろ。

男の子の兄弟がいるだなんて聞いてない。





こう見えて、私の夢はバージンでバージンロードを歩くこと。

年頃の男女がひとつ屋根のしたなんて危険すぎるでしょ!!

お母さんのバカッ!
何が「危険な状態にしておけるわけないでしょう」だ!!

一人暮らしのほうがましだ!


「あ、心配しなくても大事なお客さんに手は出さないよ?」

私の心を読み取ったのか、結哉さんが言った。



なんか、恥ずかしい。

考えてみれば、こんなイケメンが私を相手にするわけないよね。

一人で取り乱してしまった。


「兄さんたちももうすぐ帰ってくるはずだから、そしたら一緒にご飯食べよう」

「いいんですか!?」

「もちろん」

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