愛しさを抱きしめて

「咲羅おはよ~」

学校につき、教室へ向かう途中咲羅に会った。

「おはよう、日和」

二人で他愛もない会話しながら教室へ向かった。

「あ、志乃おはよ~」

なぜか波音くんと志乃はわたしと咲羅の教室へ来ていた。

「おはよう、日和。こっちに来い」

志乃が満面の笑顔で手招きするので、志乃の近くまで行くと手を引っ張られた。

「んっ…」

唇に軽くキスされた。
それをやった志乃は満面の笑みで、わたしの頬は赤らめた。

「志乃のばぁか…」

志乃に向かってべーっ、と舌を出すと

「授業でもサボる?」

色っぽい声でわたしの耳の近くでそう囁かれた。

「ひゃぁ…」

囁かれたあとに耳をペロリと舐められた。

「サボらん…」

志乃のせいで変な言葉遣いになったじゃん!
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