イケメン執事は幼馴染【短編】
《家》

ルイ「姫、手続きしておきました。明日からはウィッグを被らなくていいみたいです。」

姫華「ありがとう」

ルイ「では、失礼します。」



ふうー。


あいつらがそばにいないって、こんなにも、静かなんだ。

ルイも翼も隼人も渉も晃一も一生懸命、お父様に頼み込んで執事になったのは、知ってる。

いつも、五人がそばにいてくれた、どんなにいじめられても、一緒にいて、励ましてくれた。

なのに、あんな態度とっちゃった。

私、素直になれないからな。



あの五人が羨ましい。全力でぶつかってきて、全力で崩れる。

素直な五人だからこそ、私の執事でいてくれるんだろうな。


五人の優しさに甘えてんだね。私わ。
< 10 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop