イケメン執事は幼馴染【短編】
私が、ルイたちの名前を呼ばなくなったのは、中学一年生の時。


幼稚園の頃から、隣にいるのは、あの五人が当たり前だった。


だけど、中学一年生の夏に転校してきた、男遊びが激しいって有名の七瀬 眞紀が原因で、私はあいつらから、距離を取るようになった。




まあ、執事的な存在だったから、家では一緒。



そんな、生活ですら、嫌になり、お父様に留学を何度か頼んだ。




実際にいろんな国に留学はした。




だけど、知らない間に眞紀にメアドがばれてて、何度もメールがきた。



焦ったよ。




ルイたちに近づかないだけで、済むと思うなよ。って。



名前も呼べなくなって、偽りの自分でしか、接することしか、できなくなって。


申し訳ないと何度も思ったけど、謝る勇気すらなくて。


妹の夢華に何度も相談した。


夢華はものすごく、素直で純粋な子だからね。


< 29 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop