イケメン執事は幼馴染【短編】
《次の日、学校》

翼「姫。この間の方々、皆、退学したみたいです。」

姫華「そっ。」

ルイ「姫は相変わらずですね。今日はみっちり、させていただきます。」

姫華「はっ?なんで?」

ルイ「後で、わかりますよ。」











《昼休み》

男「西条さん。今、大丈夫ですか?」

姫華「ええ。」

男「屋上へお願いします。」

姫華「わかりました。」






《屋上》

男「西条さんは、あの五人の事をどう思っているのですか?」

姫華「幼馴染。」

男「それだけですか?恋愛感情とかわ?」

姫華「恋愛感情?もし、もってたら、どうするの?」

男「それは、消しますかね。」

姫華「あなた、何が目的なの?」

男「西条さん。僕と付き合ってください。」

姫華「嫌だ。」

男「何故ですか?あなたのような、美しい人には、僕のような、紳士がお似合いですよね?」

姫華「私、あの五人がいれば充分だから。あなたに、興味はないの。」

男「なら、あなたに私を好きになってもらうしか、なさそうですね。」

ものすごい、近くまで顔を近づけてきた。

ルイにやられるのは平気だけど、私はこーゆーの無理。

男子が嫌いなんだよ。

姫華「やめて!!」

男「そんなにも、あいつらがいいのか?」

姫華「あの五人は、私の事を理解してくれてる。あなたみたいに、強引な事はしないわ。」

ルイ「姫。助けに来ましたよ。」

姫華「くるの、遅い。」

翼「姫華、ごめんね。ちょっと、色々と調べてたから。」

渉「お前さ、姫華の家の事、知ってんだろ?なのに、なんで、こんな真似した?」

男「渉か、久しぶりだな、姫華は俺のものなんだよ、本来なら、お前さえいなければ。」

ルイ「姫華はものでは、ありません。それに、あなたの会社、もうそろそろ潰れますから。」

男「はっ?」

プルルルルルー

男「もしもし。……っえ!会社が?学費は?、えっ?退学しろって?ざけんなよ。」

姫華「残念だったわね。岡本 太一。」

岡本「何故、わかった?」

姫華「昔となに一つ、変わってなかったからね。あなたも、本当の馬鹿ね。」

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