天然王子様に振り回されて
あぁ、うん。



「わかった。絶対、来るね。

私もね、紹介したいから。」






私達は、穏やかに微笑みあった。

















――――――――――――――――――――――――――――――・・・・・・







「ただいまー」



誰もいない家。


私の声だけが、やけに響いた。





私は台所に直行して、冷蔵庫の中を見る。


午前中に、買い物をしたので、けっこう、色々な食材が入っていた。





「・・・・・・うーん・・・。」


さて、夕食何にしよう・・・と悩み始めたところで。








――ガチャッ。




玄関のドアが開いた音がした。








・・・・・・・・・・・・・は?



フリーズした。




インターホンを鳴らさずに、ドアを開ける人なんてのは・・・






あの人しかいない。










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