天然王子様に振り回されて

・・・・・・まぁ、とりあえず。


今私がすべきことは、ただ1つ。




「没収!!!」


叫ぶと同時に、お母さんが持っていたシャンパンの瓶を奪った。



「あ~!何すんのぉ羽依~」


「飲みすぎだから!」


「そんなこたぁないぜ~」


ヘラヘラ笑うお母さん。




そんなことあるから!

絶対あるから!


顔赤いからね!分かってます!?





「まったく・・・・・。

瑞穂は母親らしくないな・・・。」


苦笑を浮かべつつ言ったのはお父さん。










――ちなみに。


お母さんとお父さんは、やり直すことにしたらしく。



今は、恋人状態。




けっこう・・・いや、かなりラブラブで、

娘としては、かなり恥ずかしい。










「んだよぉ~。んなこと言うと、キスすんぞぉ~」






・・・・・・・・・・・あぁ。



お母さんが壊れた。





一体、なにをどうしたら、キスにいきつくんだ。


思考回路がぶっとんでるにも、程がある。




頭を抱えれば――









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