天然王子様に振り回されて
「茜・・・したの!?」


ほっぺちゅーを!?



「おう!したぜ☆」



してやったり、と笑う茜。




えー!


私は目を真ん丸にした。



そして、徐々に恥ずかしさがこみ上げてきた。




なんか、こう、くすぐったいような・・・

こっ恥ずかしい・・・。






「えー!羽依、顔真っ赤ー!

というか、二股してたのぉー!?」



「ふ!?」



二股!?


なんでそうなるの!?



「違うよ、茜は親友で・・・」


言い始めたけれど、最後まで言う事はできなかった。




だって・・・・・





「・・・・・・・ん・・・」






千秋先輩に、キス、された、から・・・/////





何度も何度も角度を変えてされる、深いキス。



あ、頭の中、真っ白になってきた・・・・・






呼吸ができず、酸欠になり始めたとき。


やっと、千秋先輩の唇が離れた。




私は、必死に空気を吸い込む。



く、苦しかった・・・!






< 133 / 152 >

この作品をシェア

pagetop