天然王子様に振り回されて
「わぁっ!可愛い!」


ピンクの宝石が埋め込まれた、

白の、可愛いハートのネックレス。




ヤバイ、すっごい嬉しい。



頬の筋肉が緩みまくってるけど、

もう、どうしようもない。







「千秋先輩!すっごい気に入りました!

嬉しいですっ!!!」




私は、そう言うが早いか、さっそく

つけてみようとした。




けど・・・・・・







「あれ?上手く止まんない・・・」




留め具がうまくとまらない。


髪が邪魔で、どうにも上手くいかないんだ。



どうしよう、と思ったら。





「貸して。俺がつけるから。」


そう言って、千秋先輩が、私の首に腕を回す。





わっ!近いっ!!!




千秋先輩との距離の近さにドキドキしていると。







無事につけられたらしい千秋先輩が、すっと離れた。





そして、満足そうに微笑んだ。







「うん、よく似合ってる。可愛い。」






優しい声と、甘い言葉に、またもや鼓動が早まる。








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