天然王子様に振り回されて
ガチャッ――




私の家のドアが開いた・・・・と思ったら。






「あ~?羽依じゃーん。その男誰よぉ~」







うっわぁ・・・・・。



私の家から、酔っ払いの変な女の人が出てきたぁ・・・・・って。






「お母さんじゃん・・・」


やだぁ・・・三木先輩いんのに・・・・なんで酔っ払ってんだぁ!!!






我が母は、完全なる酔っ払いと化していた。


ふらっふらの足取り。

なのに着ているスーツはピシっと糊が利いている。



あーもう!

穴があったら入りたい!!!





「え?羽依のお母さん?

うわぁ!あの、いきなりすみません!


俺、羽依ちゃんとお付き合いさせて貰ってる、三木千秋と申しますっ!!!」




・・・・・・・三木先輩。





「謝るのはこっちの方ですよ・・・。ホント、すみません。」


私は頭を下げた。



「うちの母がこんなお見苦しい醜態を晒してしまい、申し訳なく思います・・・」




本当に、すみません・・・。







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