天然王子様に振り回されて
「羽依」

「羽依」



思いっきり2人に迫られる私。


かなり不憫だと思う。





「言いなさい、羽依!」


「お願い、羽依。」



「・・・っ・・・・・む、無理ですっ・・・」


たじたじと後ずさる私。



そんな私の頬に、三木先輩がそっと触れた。





「呼んでくれないと・・・・・お仕置きしちゃうよ?」


ニコッと笑う三木先輩。




「お、おしおき・・・?」


「そうそう。」



そう言いつつ、三木先輩の顔が近づいてくる。






う、うああああああああ/////







「よ、呼びます!呼びます!」




お母さんの前で、何しようとしてんですか、三木先輩!






「よしよし。」


満足そうに頷く三木先輩。





・・・なんか、負けた気がする。


なんて、思ってもいられない。









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