天然王子様に振り回されて

――家についた。




私は、ドアを開け、自室のベッドに、

倒れこむ。









泣こう。


もう、思いっきり、泣こう。



制服がしわになろうと、構うもんか。


宿題しないで、怒られようと、どーんと来いだ。














もう・・・いいんだ。


そんなことは。






















――私は、泣き続けた。





そして、明け方に力尽きて、眠った。












夢の中では。




千秋先輩と可憐な先輩が



熱いキスをしていた。








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