その恋、取扱い注意!番外編(旧題 幼なじみは取扱い要注意)
湊がいるから週末は大丈夫と言っても、アリサさんは譲らなかった。
ということで、私たちはカレーライスとサラダで夕食を食べていた。
食事ももうそろそろ終わりに近づいたところで、私は口を開いた。
「アリサさん、今までお食事を作りに来てくれてありがとう。左手、動かせるようになったからもう気にしないでいいからね」
「えっ? まだ良くなっていないじゃないですか。カトラリー並べる時も痛そうにしていたし。まだ作りに来ます」
やっぱりアリサさんは譲らない。
ボーイフレンドもいる18才の女の子。彼と出かけたりする方が楽しいのでは? どうしてこだわるんだろう……。
言葉に詰まると、今まで黙々と食べていた湊がスプーンをカチャンと音をたてて置いた。
「はっきり言う。迷惑なんだ」
「湊っ!」
はっきり言い過ぎる湊に、アリサさんが傷つかないかと心配で顔を見る。
「湊さん、ひどいです!」
「もう二度とここへは来るなよ」
こんなに冷たい湊を見るのは初めてだった。
ということで、私たちはカレーライスとサラダで夕食を食べていた。
食事ももうそろそろ終わりに近づいたところで、私は口を開いた。
「アリサさん、今までお食事を作りに来てくれてありがとう。左手、動かせるようになったからもう気にしないでいいからね」
「えっ? まだ良くなっていないじゃないですか。カトラリー並べる時も痛そうにしていたし。まだ作りに来ます」
やっぱりアリサさんは譲らない。
ボーイフレンドもいる18才の女の子。彼と出かけたりする方が楽しいのでは? どうしてこだわるんだろう……。
言葉に詰まると、今まで黙々と食べていた湊がスプーンをカチャンと音をたてて置いた。
「はっきり言う。迷惑なんだ」
「湊っ!」
はっきり言い過ぎる湊に、アリサさんが傷つかないかと心配で顔を見る。
「湊さん、ひどいです!」
「もう二度とここへは来るなよ」
こんなに冷たい湊を見るのは初めてだった。