その恋、取扱い注意!番外編(旧題 幼なじみは取扱い要注意)
「ちょ、湊っ! 後片付けがっ」
「満足させてくれたら、後で俺がやっとく。まだ手首を使わない方がいいし」
「い、今洗わないとっ。下ろして」
湊の腕の中で足をバタつかせると、仕方なしに下ろされた。
「わかったよ。やっておくから先に寝室に行ってろよ」
「うん。ありがとう。湊」
湊はため息をつきながら、テーブルの上の食器を重ねている。
私は寝室に行くと見せかけて、キッチンへ入って食器を洗い始めた湊の後姿を見ていた。
なんだかんだと言いつつ、優しいんだよね。お湯を出して、小さく「あちっ」って言ったり、手が泡で滑ってお皿がシンクに落ちたり……でも一生懸命洗ってくれる姿を見て、愛おしさが増してくる。
胸がドキドキして、このドキドキを伝えるためにそろりとキッチンへ向かった。
「湊、ありがとう」
背後から抱きつきぴったりと寄り添う。
「満足させてくれたら、後で俺がやっとく。まだ手首を使わない方がいいし」
「い、今洗わないとっ。下ろして」
湊の腕の中で足をバタつかせると、仕方なしに下ろされた。
「わかったよ。やっておくから先に寝室に行ってろよ」
「うん。ありがとう。湊」
湊はため息をつきながら、テーブルの上の食器を重ねている。
私は寝室に行くと見せかけて、キッチンへ入って食器を洗い始めた湊の後姿を見ていた。
なんだかんだと言いつつ、優しいんだよね。お湯を出して、小さく「あちっ」って言ったり、手が泡で滑ってお皿がシンクに落ちたり……でも一生懸命洗ってくれる姿を見て、愛おしさが増してくる。
胸がドキドキして、このドキドキを伝えるためにそろりとキッチンへ向かった。
「湊、ありがとう」
背後から抱きつきぴったりと寄り添う。